退院しました
9泊10日の抜釘手術を無事に終えて9日に退院しました。
大病でも大怪我でも無いためにお気楽な入院生活で、連日暇つぶしに昼寝していたもので退院しても昼食後は睡魔に襲われ、夜も9時を過ぎたら眠たくて9日の退院後は寝てばかりいました。
逆に朝5時過ぎには目が覚めるのは退院後も同じですが、入院疲れがどっと出て10日もほぼ一日寝て過ごし、夕方からようやっと抜釘手術レポート作成のための写真整理を開始しました。
抜釘手術の詳細は「右足脛骨・腓骨骨折記録」と「脛骨腓骨骨折治療記」に記載していきますが、とりあえずこのブログに雑駁に抜釘手術のレポートを掲載します。
公開しています写真の中にグロテスクな物もありますので、血とか傷に弱い方はご注意ください。
昨年1月の骨折手術と今回の抜釘手術での大きな違いは、麻酔の方法と術後の縫合部分の状態の二点
一般的には腰麻(腰椎麻酔)と全麻(全身麻酔)で手術が行われますが、今回の抜釘手術は全身麻酔と末梢神経ブロク注射で行われました。
手術前日に麻酔科医師から麻酔の方法についての説明が行われますが、その時に麻酔科の医師から「骨折手術よりも抜釘手術のほうが術後の痛みは強いので、その痛み軽減のために膝裏と踵に末梢神経ブロク注射をします。その注射は全麻の後に行うので注射する時の痛みは感じません」との説明を受けました。
手術台に乗せられてから、骨折手術の時は腰椎麻酔の後で全身麻酔という手順でしたが、今回は手術台に乗って即全身麻酔されました。
骨折手術の時は、麻酔が覚めてから12時間位は術後の痛みが続きましたが、今回の抜釘手術では麻酔が覚めても右足には痛みが無い・・というか、膝から踵まで感覚がありません。
右足の膝から踵までの感覚が戻ったのは、手術後36時間経過した2月3日の午前1時でした。
右足の感覚が復活しても、痛さはまったくありません。
恐るべし末梢神経ブロク注射!!
術後の縫合部分の状態の違いは、骨折手術の時は術後に消毒とか抜糸とは無縁だったけれど、今回の抜釘手術では術後5日間傷口消毒と抗生物質の点滴が行われたことと抜糸があったこと。
昨年の骨折手術翌日の右足の状態

今回の抜釘手術翌日の右足の状態

昨年の骨折手術一週間後の右足の状態

今回の抜釘手術一週間後の右足の状態

昨年は釧路市内の病院で骨折手術を受けましたが、担当医師が若かったからなのか最新の縫合術を駆使したと思われ、抜糸不要の縫合を行い、皮膚接合テープで傷口閉鎖の補強がされているために、縫合ヶ所から出血することは一切無くて術後の傷口回復も早かった。


今回の抜釘手術はリハビリに通っていた札幌市内の整形外科病院で受けましたが、旧来の縫合方法なので手術後数日は傷口からの出血があります。
今回の抜釘手術では術後の内出血を排出することを目的に「ペンローズトレーン」という吸引留置カテーテルが膝の縫合箇所に入っていますので、内出血した血液も排出しているので膝の部分の出血量は多い。
(画像クリックで拡大表示されますので、血に強い方のみクリックしてください)


脛骨・腓骨骨折手術及び抜釘手術関係のブログをかなりチェックしていますが、抜糸不要の縫合を行い、皮膚接合テープで傷口閉鎖の補強がされている事例を見たことがありませんので、私の骨折手術時の縫合術は特例みたいなもので、縫合した部分から術後数日間は出血するのは珍しいことでは無いと思われます。
骨折手術後と違って抜釘手術後はすぐに歩行可能なので、右足の感覚が復活した2月3日からは無理しない範囲で歩いていました。
縫合した部分は4か所ありますが、膝と踝の部分は歩くと縫合ヶ所も動くので出血します。


出血したからと言って動かさないでいると、関節拘縮・筋力低下などで足が動きづらくなるので、抗生物質の点滴を受けながら・・・


とにかく歩く。
歩くと出血する。

まさに「血の出る努力」
抜糸翌日には退院してもいいと言われましたが、抜糸翌日の朝なのに右足踝部分は完治せず。

9日朝の回診担当は理事長でしたが「サビオでも貼っておいて」と看護師に言い、看護師は本当に患部にサビオを貼りました。

こんな状態で9日昼過ぎに退院しましたが、退院して自宅に帰ってきてから一番先にやったことは、膝と踵の縫合部分に皮膚接合テープを貼ること。
骨折手術の時に皮膚接合テープという物の存在を知った私は、今回の抜釘手術入院中の5日にネットで色々と調べて「3M ネクスケア ステリストリップ スタンダード スキンクロージャー 皮膚接合用テープ」という物をAMAZONに発注し、8日に自宅マンション宅配BOXに配達されていました。
ついでに、入浴時に患部防水のためのテープも購入しました。

膝と踵の縫合部分にこんな感じで皮膚接合用テープを貼りました。

このテープは剥がさずにこのままの状態で生活し、勝手に剥がれるまで待ちます。
この商品、医療機関向けに「R1542」という品番で販売されていますが、「R1542」という品番で購入すると高価過ぎますから、「3M ネクスケア」で検索すると安価な商品がヒットします。(AMAZONで12本854円)
ちなみに「R1542」は6本50袋入りで1箱12000円前後で販売されています。
医療機関向けの「R1542」の詳細は
http://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/company-jp/all-3m-products/~/-R1542?N=5002385+3294776141&rt=rud
ご注意
皮膚接合用テープの使用にあたっては医師の指導若しくは自己責任において、使用説明書の禁忌・禁止事項を把握したうえでお使いください。
禁忌・禁止事項を守らないと症状の悪化・傷の閉鎖や治癒の遅延につながる可能性があります。
骨折手術で脛骨の中(髄腔)に入れられていた「髄内釘(ネイル)」は、こんなのでした。


長さ約30cm、太さ1cm、重さ108g(ネジ類含む)
抜糸するまで膝の部分は滅菌ガーゼと包帯で満足に動かすことが出来ず、抜糸後も縫合箇所が影響してあまり膝を曲げることが出来ません。
骨折手術後のリハビリのでは膝の動きが完全に復活するには3ヶ月程度の時間を要しました。
膝が動かせないと、階段の上り下りが満足に出来ません。
骨折手術直後と違うことは歩行姿勢は別にして全荷重で歩くことが可能なので、無理しない範囲で回復に励みたいと思います。
ご注意
診察内容・処置内容に関しては、個人の記憶の為、多少誤りがある場合があります。
経過に関しては個人差があり、かつ個人的感覚が多く含まれます。
大病でも大怪我でも無いためにお気楽な入院生活で、連日暇つぶしに昼寝していたもので退院しても昼食後は睡魔に襲われ、夜も9時を過ぎたら眠たくて9日の退院後は寝てばかりいました。
逆に朝5時過ぎには目が覚めるのは退院後も同じですが、入院疲れがどっと出て10日もほぼ一日寝て過ごし、夕方からようやっと抜釘手術レポート作成のための写真整理を開始しました。
抜釘手術の詳細は「右足脛骨・腓骨骨折記録」と「脛骨腓骨骨折治療記」に記載していきますが、とりあえずこのブログに雑駁に抜釘手術のレポートを掲載します。
公開しています写真の中にグロテスクな物もありますので、血とか傷に弱い方はご注意ください。
昨年1月の骨折手術と今回の抜釘手術での大きな違いは、麻酔の方法と術後の縫合部分の状態の二点
一般的には腰麻(腰椎麻酔)と全麻(全身麻酔)で手術が行われますが、今回の抜釘手術は全身麻酔と末梢神経ブロク注射で行われました。
手術前日に麻酔科医師から麻酔の方法についての説明が行われますが、その時に麻酔科の医師から「骨折手術よりも抜釘手術のほうが術後の痛みは強いので、その痛み軽減のために膝裏と踵に末梢神経ブロク注射をします。その注射は全麻の後に行うので注射する時の痛みは感じません」との説明を受けました。
手術台に乗せられてから、骨折手術の時は腰椎麻酔の後で全身麻酔という手順でしたが、今回は手術台に乗って即全身麻酔されました。
骨折手術の時は、麻酔が覚めてから12時間位は術後の痛みが続きましたが、今回の抜釘手術では麻酔が覚めても右足には痛みが無い・・というか、膝から踵まで感覚がありません。
右足の膝から踵までの感覚が戻ったのは、手術後36時間経過した2月3日の午前1時でした。
右足の感覚が復活しても、痛さはまったくありません。
恐るべし末梢神経ブロク注射!!
術後の縫合部分の状態の違いは、骨折手術の時は術後に消毒とか抜糸とは無縁だったけれど、今回の抜釘手術では術後5日間傷口消毒と抗生物質の点滴が行われたことと抜糸があったこと。
昨年の骨折手術翌日の右足の状態

今回の抜釘手術翌日の右足の状態

昨年の骨折手術一週間後の右足の状態

今回の抜釘手術一週間後の右足の状態

昨年は釧路市内の病院で骨折手術を受けましたが、担当医師が若かったからなのか最新の縫合術を駆使したと思われ、抜糸不要の縫合を行い、皮膚接合テープで傷口閉鎖の補強がされているために、縫合ヶ所から出血することは一切無くて術後の傷口回復も早かった。


今回の抜釘手術はリハビリに通っていた札幌市内の整形外科病院で受けましたが、旧来の縫合方法なので手術後数日は傷口からの出血があります。
今回の抜釘手術では術後の内出血を排出することを目的に「ペンローズトレーン」という吸引留置カテーテルが膝の縫合箇所に入っていますので、内出血した血液も排出しているので膝の部分の出血量は多い。
(画像クリックで拡大表示されますので、血に強い方のみクリックしてください)


脛骨・腓骨骨折手術及び抜釘手術関係のブログをかなりチェックしていますが、抜糸不要の縫合を行い、皮膚接合テープで傷口閉鎖の補強がされている事例を見たことがありませんので、私の骨折手術時の縫合術は特例みたいなもので、縫合した部分から術後数日間は出血するのは珍しいことでは無いと思われます。
骨折手術後と違って抜釘手術後はすぐに歩行可能なので、右足の感覚が復活した2月3日からは無理しない範囲で歩いていました。
縫合した部分は4か所ありますが、膝と踝の部分は歩くと縫合ヶ所も動くので出血します。


出血したからと言って動かさないでいると、関節拘縮・筋力低下などで足が動きづらくなるので、抗生物質の点滴を受けながら・・・


とにかく歩く。
歩くと出血する。

まさに「血の出る努力」
抜糸翌日には退院してもいいと言われましたが、抜糸翌日の朝なのに右足踝部分は完治せず。

9日朝の回診担当は理事長でしたが「サビオでも貼っておいて」と看護師に言い、看護師は本当に患部にサビオを貼りました。

こんな状態で9日昼過ぎに退院しましたが、退院して自宅に帰ってきてから一番先にやったことは、膝と踵の縫合部分に皮膚接合テープを貼ること。
骨折手術の時に皮膚接合テープという物の存在を知った私は、今回の抜釘手術入院中の5日にネットで色々と調べて「3M ネクスケア ステリストリップ スタンダード スキンクロージャー 皮膚接合用テープ」という物をAMAZONに発注し、8日に自宅マンション宅配BOXに配達されていました。
ついでに、入浴時に患部防水のためのテープも購入しました。

膝と踵の縫合部分にこんな感じで皮膚接合用テープを貼りました。

このテープは剥がさずにこのままの状態で生活し、勝手に剥がれるまで待ちます。
この商品、医療機関向けに「R1542」という品番で販売されていますが、「R1542」という品番で購入すると高価過ぎますから、「3M ネクスケア」で検索すると安価な商品がヒットします。(AMAZONで12本854円)
ちなみに「R1542」は6本50袋入りで1箱12000円前後で販売されています。
医療機関向けの「R1542」の詳細は
http://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/company-jp/all-3m-products/~/-R1542?N=5002385+3294776141&rt=rud
ご注意
皮膚接合用テープの使用にあたっては医師の指導若しくは自己責任において、使用説明書の禁忌・禁止事項を把握したうえでお使いください。
禁忌・禁止事項を守らないと症状の悪化・傷の閉鎖や治癒の遅延につながる可能性があります。
骨折手術で脛骨の中(髄腔)に入れられていた「髄内釘(ネイル)」は、こんなのでした。


長さ約30cm、太さ1cm、重さ108g(ネジ類含む)
抜糸するまで膝の部分は滅菌ガーゼと包帯で満足に動かすことが出来ず、抜糸後も縫合箇所が影響してあまり膝を曲げることが出来ません。
骨折手術後のリハビリのでは膝の動きが完全に復活するには3ヶ月程度の時間を要しました。
膝が動かせないと、階段の上り下りが満足に出来ません。
骨折手術直後と違うことは歩行姿勢は別にして全荷重で歩くことが可能なので、無理しない範囲で回復に励みたいと思います。
ご注意
診察内容・処置内容に関しては、個人の記憶の為、多少誤りがある場合があります。
経過に関しては個人差があり、かつ個人的感覚が多く含まれます。
Posted on 2017/02/10 Fri. 23:46
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