心技体
ソチ五輪ジャンプ女子、終わってみれば日本期待の高梨沙羅選手は4位でした。
17歳の女の子が、全国民の期待を背負ってジャンプするのはやはり大変なことと思われます。
いくら今シーズンのワールドカップで10勝している高梨選手と言えども、オリンピックでは
「国民からのメダルの期待」という重荷を背負ってのジャンプになります。
ワールドカップの戦いとはまったく違った大きな精神的負担との戦いだったでしょう。
高梨沙羅選手は「何時もと変わらない試合で、何時も通りに飛べたら結果はついてくる」と
インタビューでは答えていますが、試合開始時間が21時30分ということで、その時間にベスト
な状態に体調を持っていくのに大変な苦労をしていたことを知りました。
そのために「心技体」の体の部分が万全で無かったのでしょう。
試合前の数日間での試技でも納得のできるジャンプが飛べていないこともあり、精神的にも知らず
知らずのうちに苦しい状態になっていたのだろう・・・そんなことを試合後のインタビューで山田
いずみコーチは言っていました。
微妙に歯車が噛み合わない中での1回目のジャンプ

100mという飛距離は、高梨沙羅選手にとっては普通のジャンプでも・・

課題であったテレマークが不完全で飛型点は平凡
追い風の中でのジャンプで風補正+3.1ポイント加点されるも、99.5m飛んだコリーヌ・
マテル(フランス)よりも総合ポイントは悪くて、この時点では3位
不気味なのはこの時点で103mの最長不倒距離を飛んでトップに立つカリナ・フォークト
(ドイツ)
1回目が終わってまもなく、こんなニュース速報が流れる・・・

おそらく15歳の平野のメダルが確定したのだろう。
この情報がジャンプ会場のコーチ・選手の耳に入っていたら、恐らく高梨選手の心的負担が
軽減されていたであろう・・・などと「たら・れば話」が頭をよぎりました。
高梨選手よりも心的負担は無いであろうと思われる伊藤有希選手、ここ数度のWカップ成績
も上昇気味、ソチでの練習飛距離もバッチリと好調な中での2回目

何と何と101m飛んでテレマークも決め、結局は2回目の得点は全体の2位
総合成績7位は立派と言うか、最近の大会成績から言うと「順当な順位」でした。
1回目でトップのカリナ・フォークト(ドイツ)
Wカップでの優勝経験も無く、果たして2回目も上手く飛べるのか??

などという淡い期待も虚しく追い風の中でも97.5mを飛び、結局は五輪ジャンプ女子初代女王
となりました。
オリンピックとはこんなものです。
オリンピックには魔物が住んでいると言われますが、マグレで勝った人などいないはず。
自分の持つ力を余すことなく発揮できた人が勝者になるのです。
高梨沙羅選手の敵はこの人と予想していたダニエラ・シュトルツ(オーストリア)
1回目98.5mしか飛べすに5位で「やっちまったな~」と思っていたら・・・

2回目は捨て身のジャンプ?で104.5mと今大会の最長不倒距離!!

さすがに経験豊富な30歳。最近のWカップ4戦で1-1-2-2という実力を見せつけ
見事銀メダル獲得しました。
高梨選手は、2回目も追い風の中という悪条件の中でのジャンプ

意外と飛距離は伸びず98.5m、そしてテレマークも入らずに2回目は9位
結局のところ、総合4位というのが高梨沙羅のソチオリンピックの成績でした。
しかしW杯10勝は世界に誇れる成績であり、単にオリンピックという大会では入賞を逃した
というだけです。
高梨沙羅の実力は世界が認めるところであり、何も恥じることはありません。
オリンピックの借りはオリンピックで返す。
4年後のオリンピックに向けて新たな挑戦の始まりです。
頑張れ!!高梨沙羅選手!!
女子ジャンプを見ながら「杉浦友紀アナが中継で良かった。良い眠気覚ましになるな~」
などとオヤジ丸出しの心境になっていました。

不純な心境でオリンピック観戦していたことを反省しています。
以上、ここまで使用している画像はNHK地上波で放送中の画面を写真撮影したものです。
写真撮影しながらのテレビ観戦なんて初体験でございます。
ブログ書くのも大変ですな・・・
デーブスペクターが今朝のテレビで「予想通りの人が順当にメダルを獲得したのではつまらない」
「オリンピックは何があるか判らないから面白い」などと言っていた。
くだらないジョークしか言わないのかと思ったけれど、たまには良いことも言えるんだね。
その「何があるか判らない」というオリンピック
今回のオリンピックで、日本選手が初めてメダルを獲得したスノーボードハーフパイプ
オリンピック2連覇中のショーン・ホワイト(アメリカ)が4位という成績。
何かパイプの端が長すぎて飛びづらいと言う選手が多かったみたいで、ショーン・ホワイトも
決勝ではミスをしていました。
そんな中、平野歩夢選手の銀メダル、平岡卓選手の銅メダルは素晴らしい。
実のところ、前回のソチオリンピックの国母和宏選手の態度を見てオジサンはスノーボードに
あまり良い印象は持っていなかった。
しかし、今回のソチで平野歩夢選手が「応援してくれた人に感謝したい」とインタビューで答えて
いたことに感動し、15歳にしてこの対応ができるからこそのメダル獲得だと納得。

この画像、ロイター通信提供写真を無断使用しています。
平野選手といい平岡選手といい、実に頼もしい若者です。
2020東京五輪に向けてヨット競技でもこんな若者が沢山出てきて切磋琢磨してほしいものだ
などとオジサンは大きなことを思っていたりする。
まだまだソチオリンピックは続きます。
今日までの状況から「目標としていたメダル獲得数は無理だろう」と思いますが、とにかく
勝っても負けても悔いの無い試合をしてほしいと願います。
若者が頑張っているのだから、しっかりしてくれベテラン選手!!である。
17歳の女の子が、全国民の期待を背負ってジャンプするのはやはり大変なことと思われます。
いくら今シーズンのワールドカップで10勝している高梨選手と言えども、オリンピックでは
「国民からのメダルの期待」という重荷を背負ってのジャンプになります。
ワールドカップの戦いとはまったく違った大きな精神的負担との戦いだったでしょう。
高梨沙羅選手は「何時もと変わらない試合で、何時も通りに飛べたら結果はついてくる」と
インタビューでは答えていますが、試合開始時間が21時30分ということで、その時間にベスト
な状態に体調を持っていくのに大変な苦労をしていたことを知りました。
そのために「心技体」の体の部分が万全で無かったのでしょう。
試合前の数日間での試技でも納得のできるジャンプが飛べていないこともあり、精神的にも知らず
知らずのうちに苦しい状態になっていたのだろう・・・そんなことを試合後のインタビューで山田
いずみコーチは言っていました。
微妙に歯車が噛み合わない中での1回目のジャンプ

100mという飛距離は、高梨沙羅選手にとっては普通のジャンプでも・・

課題であったテレマークが不完全で飛型点は平凡
追い風の中でのジャンプで風補正+3.1ポイント加点されるも、99.5m飛んだコリーヌ・
マテル(フランス)よりも総合ポイントは悪くて、この時点では3位
不気味なのはこの時点で103mの最長不倒距離を飛んでトップに立つカリナ・フォークト
(ドイツ)
1回目が終わってまもなく、こんなニュース速報が流れる・・・

おそらく15歳の平野のメダルが確定したのだろう。
この情報がジャンプ会場のコーチ・選手の耳に入っていたら、恐らく高梨選手の心的負担が
軽減されていたであろう・・・などと「たら・れば話」が頭をよぎりました。
高梨選手よりも心的負担は無いであろうと思われる伊藤有希選手、ここ数度のWカップ成績
も上昇気味、ソチでの練習飛距離もバッチリと好調な中での2回目

何と何と101m飛んでテレマークも決め、結局は2回目の得点は全体の2位
総合成績7位は立派と言うか、最近の大会成績から言うと「順当な順位」でした。
1回目でトップのカリナ・フォークト(ドイツ)
Wカップでの優勝経験も無く、果たして2回目も上手く飛べるのか??

などという淡い期待も虚しく追い風の中でも97.5mを飛び、結局は五輪ジャンプ女子初代女王
となりました。
オリンピックとはこんなものです。
オリンピックには魔物が住んでいると言われますが、マグレで勝った人などいないはず。
自分の持つ力を余すことなく発揮できた人が勝者になるのです。
高梨沙羅選手の敵はこの人と予想していたダニエラ・シュトルツ(オーストリア)
1回目98.5mしか飛べすに5位で「やっちまったな~」と思っていたら・・・

2回目は捨て身のジャンプ?で104.5mと今大会の最長不倒距離!!

さすがに経験豊富な30歳。最近のWカップ4戦で1-1-2-2という実力を見せつけ
見事銀メダル獲得しました。
高梨選手は、2回目も追い風の中という悪条件の中でのジャンプ

意外と飛距離は伸びず98.5m、そしてテレマークも入らずに2回目は9位
結局のところ、総合4位というのが高梨沙羅のソチオリンピックの成績でした。
しかしW杯10勝は世界に誇れる成績であり、単にオリンピックという大会では入賞を逃した
というだけです。
高梨沙羅の実力は世界が認めるところであり、何も恥じることはありません。
オリンピックの借りはオリンピックで返す。
4年後のオリンピックに向けて新たな挑戦の始まりです。
頑張れ!!高梨沙羅選手!!
女子ジャンプを見ながら「杉浦友紀アナが中継で良かった。良い眠気覚ましになるな~」
などとオヤジ丸出しの心境になっていました。

不純な心境でオリンピック観戦していたことを反省しています。
以上、ここまで使用している画像はNHK地上波で放送中の画面を写真撮影したものです。
写真撮影しながらのテレビ観戦なんて初体験でございます。
ブログ書くのも大変ですな・・・
デーブスペクターが今朝のテレビで「予想通りの人が順当にメダルを獲得したのではつまらない」
「オリンピックは何があるか判らないから面白い」などと言っていた。
くだらないジョークしか言わないのかと思ったけれど、たまには良いことも言えるんだね。
その「何があるか判らない」というオリンピック
今回のオリンピックで、日本選手が初めてメダルを獲得したスノーボードハーフパイプ
オリンピック2連覇中のショーン・ホワイト(アメリカ)が4位という成績。
何かパイプの端が長すぎて飛びづらいと言う選手が多かったみたいで、ショーン・ホワイトも
決勝ではミスをしていました。
そんな中、平野歩夢選手の銀メダル、平岡卓選手の銅メダルは素晴らしい。
実のところ、前回のソチオリンピックの国母和宏選手の態度を見てオジサンはスノーボードに
あまり良い印象は持っていなかった。
しかし、今回のソチで平野歩夢選手が「応援してくれた人に感謝したい」とインタビューで答えて
いたことに感動し、15歳にしてこの対応ができるからこそのメダル獲得だと納得。

この画像、ロイター通信提供写真を無断使用しています。
平野選手といい平岡選手といい、実に頼もしい若者です。
2020東京五輪に向けてヨット競技でもこんな若者が沢山出てきて切磋琢磨してほしいものだ
などとオジサンは大きなことを思っていたりする。
まだまだソチオリンピックは続きます。
今日までの状況から「目標としていたメダル獲得数は無理だろう」と思いますが、とにかく
勝っても負けても悔いの無い試合をしてほしいと願います。
若者が頑張っているのだから、しっかりしてくれベテラン選手!!である。
Posted on 2014/02/12 Wed. 11:25
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