アントキノイノチ
何故か最近は映画が気になる。
先日は「素敵なカナシバリ」を見に行き、そして今日は「アントキノイノチ」を見に行った。
人間関係が気薄になった現代社会の中で生まれた「遺品整理業」という仕事を通して、もがき苦しみながらも成長する若者の姿と、「生と死」という切実なテーマを真摯に描いた、2009年に発売された著書「アントキノイノチ」(さだまさし著)の映画化作品。
「生きる」ことに絶望を感じた男女が、出会い、ともに遺品整理業の現場で、失われた命や、遺された物の息吹に触れることで、少しづつ生きる勇気を取り戻していく。
彼らが過去を乗り越え、未来に踏み出す姿は、観る者に深い感動と希望を与えるに違いない・・・
との映画解説ですが、私は見終わって何か他人事ではない思いを感じました。
映画の中で、佐相(原田泰造)が孤独死された方の部屋で「電化製品を修理したり捨てたりが面倒になり出したら、孤独死の危険信号だ」と言った。
人は無意識のうちに生活の中であちこち微調整しながら、生きている。
けれど孤立死する人の部屋には、その気配がない。
部屋は汚れて、布団は敷きっぱなし。
きっと誰かとけんかしても仲直りしようとしないから、孤立が深まっていくのだろう。
本当に問題なのは孤立死よりも、まだ生きているのに孤立した状態の人々。
これは、映画に登場する「遺品整理業」という会社のモデルとなった「キーパーズ」代表取締役の吉田太一氏の言葉である。
家族と暮らしながらも孤独な人は沢山いる。
一人暮らしの私には、一歩間違えば「孤独死」の危険が潜んでいる。
まだ生きているのに孤立した状態の人にならないようにしなければ・・と思う。
それにしても、何で素晴らしい内容の映画なのに、原作「アントキノイノチ」というふざけたタイトルのままなのだろう?
せめて「アノトキノイノチ」としてほしかった。
「元気ですか~」という一言のために「アントキノイノチ」それは無いだろう・・・
次回、私が見に行くであろう映画は、今回も山木信夫役で出演していた染谷将太主演、第68回ヴェネチア映画祭最優秀新人俳優賞W受賞作品「ヒミズ」
来年1月14日(土)全国ロードショーでございます。
先日は「素敵なカナシバリ」を見に行き、そして今日は「アントキノイノチ」を見に行った。
人間関係が気薄になった現代社会の中で生まれた「遺品整理業」という仕事を通して、もがき苦しみながらも成長する若者の姿と、「生と死」という切実なテーマを真摯に描いた、2009年に発売された著書「アントキノイノチ」(さだまさし著)の映画化作品。
「生きる」ことに絶望を感じた男女が、出会い、ともに遺品整理業の現場で、失われた命や、遺された物の息吹に触れることで、少しづつ生きる勇気を取り戻していく。
彼らが過去を乗り越え、未来に踏み出す姿は、観る者に深い感動と希望を与えるに違いない・・・
との映画解説ですが、私は見終わって何か他人事ではない思いを感じました。
映画の中で、佐相(原田泰造)が孤独死された方の部屋で「電化製品を修理したり捨てたりが面倒になり出したら、孤独死の危険信号だ」と言った。
人は無意識のうちに生活の中であちこち微調整しながら、生きている。
けれど孤立死する人の部屋には、その気配がない。
部屋は汚れて、布団は敷きっぱなし。
きっと誰かとけんかしても仲直りしようとしないから、孤立が深まっていくのだろう。
本当に問題なのは孤立死よりも、まだ生きているのに孤立した状態の人々。
これは、映画に登場する「遺品整理業」という会社のモデルとなった「キーパーズ」代表取締役の吉田太一氏の言葉である。
家族と暮らしながらも孤独な人は沢山いる。
一人暮らしの私には、一歩間違えば「孤独死」の危険が潜んでいる。
まだ生きているのに孤立した状態の人にならないようにしなければ・・と思う。
それにしても、何で素晴らしい内容の映画なのに、原作「アントキノイノチ」というふざけたタイトルのままなのだろう?
せめて「アノトキノイノチ」としてほしかった。
「元気ですか~」という一言のために「アントキノイノチ」それは無いだろう・・・
次回、私が見に行くであろう映画は、今回も山木信夫役で出演していた染谷将太主演、第68回ヴェネチア映画祭最優秀新人俳優賞W受賞作品「ヒミズ」
来年1月14日(土)全国ロードショーでございます。
Posted on 2011/11/23 Wed. 16:06
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