未来予測
7月18日は「第32回オホーツクヨットレース」が紋別で開催されました。
私は、日曜日勤務の日だったのですが、年休をとって参加しました。
前日に紋別の風の状況をネットで調べてみましたが、気象協会とweathernews
(以下WNと省略)では風速に雲泥の差があります。
気象協会は1~2m/sという予報ですか、WNは3~6m/s
一昨年の蒲郡遠征でも経験したことですが、気象協会発表の風速は観測地点が市街地の中
が多いようで、いまひとつ海上の風速とは違った数値です。
YahooとかGooのような検索サイトの天気予報は、気象協会情報なので注意が必要
です。
当日の紋別は、WN発表の予想風速に近い状況でした。
スケベ根性で「吹かなければスターダードで」と企んでいた私ですが、迷わずラジアル
でエントリー。
受付開始2時間程前から艤装を開始した私ですが、インペクションハッチのOリングを
交換したついでに、ハッチ取付ネジの部分に防水シール(バスコークとかバスボンドと
呼ばれているもの)を塗布。


写真の「バスボンド」という物を塗布
「2時間もあれば、そこそこ硬くなるのでは?」との考えが非常に浅はかでした。
出艇する時は風も弱く「やっぱりスタンダードでも良かったか?」などと思いながら
レース海面へ。
風向が安定せず海上を漂うこと40分くらい経過した頃に、やけにデッキの中が滑ることに
気がつきました。

「何だろう?」
しばし考えたのちにインペクションハッチを見たら、取付ネジの部分に塗布した防水シールが
ほとんど無い・・・・
どうやらセーリングブーツの靴底とお友達になったみたい・・・

固まっていない防水シールという一物は、シリコンを含んでいるものだから始末に悪い。
防水シールと言うくらいだから、水に濡れても溶けるわけでもなく、セーリングブーツの
靴底に付着したと思われる防水シールは、デッキの中に薄い被膜となって拡散し、それは
それはよく滑る・・・
「まあ、デッキの中が滑っても帆走には大きな影響は無いだろう」などと安易な考えが後々
悲惨なことになるとは・・・
風待ちをしながら、時々吹くブローに合わせてハイクアウトしながら帆走していたら・・・
何とセーリングブーツの上部も防水シールの影響が出てきて、フットベルトが滑る。
男前のハイクアウトをしようにも出来ず。
そんなことをしているうちに、風は南方向から安定して吹き始め、風速も5m/s程度と
いつもなら「男前のフルハイク」を披露している風域となり、準備信号が出される。
しかし、フルハイクできないというアクシデントは痛い。
変に気になって、レースにも集中できない。
第一レースはスタートラインが下有利、しかもポート有利であることは判っているけれど
何時ものような動きが出来ない。
そうこうしているうちにスタート信号が出され、下側からポートにタックした時に風位に
立ってしまい、艇が止まってしまう。
芦屋の小父様が「下一、ポート」で華麗にスタートしていくのを複雑な思いで見送ったの
でした。
そんなことで、第一レース、第二レース共に実力の半分も出せずに終わってしまいました。
レース翌日に、艇のデッキとセーリングブーツはクレンザーでゴシゴシしたのですが、防水
シールが完全に除去されたのかは、今週末にでも艇に乗ってみないと不明です。

デッキをクレンザーでゴシゴシした後に、インペクションハッチの取付ネジの部分には
新しい防水シールを塗布しました。

問題となった防水シールはコニシ社製ですが、どうやら高温の車内に保管していたせいで変質
したと思われ、凝固するまでにかなりの時間が必要です。
新しくセメダイン社のバスコークNという防水シールを購入しましたが、説明書には「塗布して
から24時間以上放置する」と書かれていますので、まともな製品でも塗布して2時間程度で
固まるということは無いのです。
レース前に思い立ったような艇整備は絶対に止めるべき・・と言うことを学んだ貴重な体験
でした。
私は、日曜日勤務の日だったのですが、年休をとって参加しました。
前日に紋別の風の状況をネットで調べてみましたが、気象協会とweathernews
(以下WNと省略)では風速に雲泥の差があります。
気象協会は1~2m/sという予報ですか、WNは3~6m/s
一昨年の蒲郡遠征でも経験したことですが、気象協会発表の風速は観測地点が市街地の中
が多いようで、いまひとつ海上の風速とは違った数値です。
YahooとかGooのような検索サイトの天気予報は、気象協会情報なので注意が必要
です。
当日の紋別は、WN発表の予想風速に近い状況でした。
スケベ根性で「吹かなければスターダードで」と企んでいた私ですが、迷わずラジアル
でエントリー。
受付開始2時間程前から艤装を開始した私ですが、インペクションハッチのOリングを
交換したついでに、ハッチ取付ネジの部分に防水シール(バスコークとかバスボンドと
呼ばれているもの)を塗布。


写真の「バスボンド」という物を塗布
「2時間もあれば、そこそこ硬くなるのでは?」との考えが非常に浅はかでした。
出艇する時は風も弱く「やっぱりスタンダードでも良かったか?」などと思いながら
レース海面へ。
風向が安定せず海上を漂うこと40分くらい経過した頃に、やけにデッキの中が滑ることに
気がつきました。

「何だろう?」
しばし考えたのちにインペクションハッチを見たら、取付ネジの部分に塗布した防水シールが
ほとんど無い・・・・
どうやらセーリングブーツの靴底とお友達になったみたい・・・

固まっていない防水シールという一物は、シリコンを含んでいるものだから始末に悪い。
防水シールと言うくらいだから、水に濡れても溶けるわけでもなく、セーリングブーツの
靴底に付着したと思われる防水シールは、デッキの中に薄い被膜となって拡散し、それは
それはよく滑る・・・
「まあ、デッキの中が滑っても帆走には大きな影響は無いだろう」などと安易な考えが後々
悲惨なことになるとは・・・
風待ちをしながら、時々吹くブローに合わせてハイクアウトしながら帆走していたら・・・
何とセーリングブーツの上部も防水シールの影響が出てきて、フットベルトが滑る。
男前のハイクアウトをしようにも出来ず。
そんなことをしているうちに、風は南方向から安定して吹き始め、風速も5m/s程度と
いつもなら「男前のフルハイク」を披露している風域となり、準備信号が出される。
しかし、フルハイクできないというアクシデントは痛い。
変に気になって、レースにも集中できない。
第一レースはスタートラインが下有利、しかもポート有利であることは判っているけれど
何時ものような動きが出来ない。
そうこうしているうちにスタート信号が出され、下側からポートにタックした時に風位に
立ってしまい、艇が止まってしまう。
芦屋の小父様が「下一、ポート」で華麗にスタートしていくのを複雑な思いで見送ったの
でした。
そんなことで、第一レース、第二レース共に実力の半分も出せずに終わってしまいました。
レース翌日に、艇のデッキとセーリングブーツはクレンザーでゴシゴシしたのですが、防水
シールが完全に除去されたのかは、今週末にでも艇に乗ってみないと不明です。

デッキをクレンザーでゴシゴシした後に、インペクションハッチの取付ネジの部分には
新しい防水シールを塗布しました。

問題となった防水シールはコニシ社製ですが、どうやら高温の車内に保管していたせいで変質
したと思われ、凝固するまでにかなりの時間が必要です。
新しくセメダイン社のバスコークNという防水シールを購入しましたが、説明書には「塗布して
から24時間以上放置する」と書かれていますので、まともな製品でも塗布して2時間程度で
固まるということは無いのです。
レース前に思い立ったような艇整備は絶対に止めるべき・・と言うことを学んだ貴重な体験
でした。
Posted on 2010/07/19 Mon. 16:35
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